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教員情報(OKADA Shuichi)
氏名・職名 |
岡田 修一(おかだ しゅういち,OKADA Shuichi)教授 |
メールアドレス |
shuokada [at] kobe-u.ac.jp |
取得学位 |
博士 (体育科学) (筑波大学) |
研究分野 |
加齢の身体運動科学 |
[学部] 所属 |
人間行動学科 行動発達論コース |
研究テーマ |
高齢者の立位バランス能力の多角的な分析・評価,及びその知見に基づいた転倒予防法の開発と効果判定に関する研究を行っています。
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[大学院] 所属 |
[博士課程前期課程] 人間発達専攻 からだ系講座
[博士課#091;博士課程後期課程] 人間発達専攻 からだ系講座
[(旧)#091;博士課獚士課程前期課程] 人間行動専攻 行動発達論コース
[(旧)#091;(旧)博士課程後期課程] 人間行動専攻 行動発達論分野 |
研究テーマ |
高齢者の立位バランス能力の多角的な分析・評価,及びその知見に基づいた転倒予防法の開発と効果判定に関する研究を行っています。
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研究者情報 |
神戸大学研究者紹介(KUID) |
教員サイト |
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研究室紹介 |
転倒予防のストラテジーと「七転び八起き」の大切さを学ぶ
身体機能は,様々な発達 (加齢を含む) ステージにおける人間の行動を規定する要因のひとつです。加齢に伴って身体機能は低下しますが,なかでも立位バランス能力の低下は他の能力に比べ大きいことが明らかになっています。日本の高齢者が抱える大きな健康問題となっている,老化期の転倒者の増加は立位バランス能力の低下が一因です。
直立二足歩行をとるヒトでは,転倒せずに生活を送るのはとても難しいことですが,少しの努力と知恵によって,転倒を予防することは可能です。私のゼミでは,身体運動科学的手法を用いて,転倒予防を視野に入れた高齢者の生活・運動機能の解析とその能力向上に関する研究や,人間の行動に関わる今日的課題の解決に向けた研究を行っています。ゼミ活動や学内外での実験や測定を通して,超高齢社会における人間の行動に関する身体運動科学的方策について考究するとともに,「七転び八起き」の重要性を学んでほしいと願っています。
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研究最前線 |
転倒予防のストラテジーと「七転び八起き」の大切さを学ぶ
身体機能は,加齢に伴う様々な発達 (加齢を含む) ステージにおける人間の行動を規定する要因のひとつです。加齢に伴って身体機能は低下しますが,なかでも立位バランス能力の低下は他の能力に比べ大きいことが明らかになっています。わが国において高齢者の抱える重大な問題となっている,転倒者の増大は立位バランス能力の低下が一因です。立位バランス能力は多くの身体機能が統合されたものであり,歩行動作を行うために必要な能力です。また立位姿勢の保持や歩行動作は日常生活活動 (ADL) のレベルを高く維持するうえに必要な能力です。
私の研究室では,高齢者の立位バランス能力,起立能力,歩行能力など日常生活の遂行上必要な諸能力の特性を明らかにするために,筋電図やキネマティック・キネティック測定・分析を行った後,その結果に基づき,運動介入のプログラムを考案し,そのプログラムの効果判定を行ってきました。そして,その検証結果をふまえ,超高齢社会におけるアクティブな行動に向けての身体運動科学的ストラテジーについて提案してきました。当研究室では,研究デザインを考えるにあたっては,高齢者が直面している問題や今日的課題に関する基礎的な測定・実験を行ったうえで,それらの諸課題に対し,科学的根拠のある解決法や対応策を探求し検証することに力点を置いています。
現在の研究室の研究テーマは,1) 高齢者の立位バランス能力と認知機能との関連性,2) 高齢者の歩行動作と認知機能との関連性,3) 階段昇降時の高齢者の立位バランス能力に及ぼす要因,4) 転倒予防に向けた身体運動科学的方策などです。このように,超高齢社会にあるわが国の高齢者が抱える健康に関わる問題に対して解決しようとしているのが研究室の方向性であるといえます。
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